MonsterX U3.0R x GrandVJ 生カメ映像を使ったVJ活用事例
ゲーム配信や動画配信でご好評いただいているHDMI USBビデオストリーミング ユニット「MonsterX U3.0R」。今回は、配信ではなく、HDMIの入力アダプターとして、VJソフトとの活用事例をご紹介。
【VJとは】
ラジオ番組の司会やクラブなどで音楽を選曲するのが、おなじみのDJ。そしてクラブやイベントなどで、音楽にあわせてビデオ映像を製作・流したりするのがVJ(Video JockeyまたはVisual Jockey)だ。
最近はノートパソコンひとつでVJができるようになった。中でも人気のVJソフトがarkaos社のGrandVJだ。
【今回は】
あらかじめ制作した静止画や動画といった素材を楽曲にあわせて、エフェクトをかけながら、スクリーンに表示し、イベントを盛り上げるVJ。今回は、実際のステージの映像をリアルタイムに生カメ映像としてVJソフトに取り込み、エフェクトを掛けて表示・演出していく事例。
今回ご協力いただいたのは、ツイキャスで人気のアーティスト「かをる★」さん。彼女のワンマンライヴでの活用だ。場所は恵比寿にあるオープンしたての「CreAto クレアート」。ステージに220インチのLEDスクリーンを完備している新鋭の箱だ。今回はこのビッグスクリーンを大活用して、VJでライブを盛り上げようと言う作戦だ。
会場大盛り上がりの演出に
結論から言うと、本格VJを使用したステージに会場大盛り上がり。通常プロジェクターでステージ背面に映像を投影する場合が多いのだが、今回はLEDスクリーンということで、LED自体が観客に向かって発色するから、明るく鮮明でビビットに映像が観客にささる。
アップテンポの曲には、ハデハデなエフェクトで、そして後半のバラードではしっとりとした演出。左右のカメラの切り替えによるディゾルブ+エフェクト。多彩なGrandVJのエフェクトのなせる技だ。
ワンマンライブの場合、広いステージ上で、照明などで味付けをしてなんとか空間をあまさないように演出してくのだが、今回は、予め用意した映像ではなく、歌っている本人の映像を左右のカメラから取り込んでリアルタイムでエフェクトして表示していくのだから、観客もスーッとその演出と一体感になれたのだ。特にバラードでのフェイスのアップは、後方でみている観客も、彼女の切ない表情が大画面に映し出されるのだから、そのエモーションを共有しやすかったのに違いない。

実際GrandVJを操作された、フジヤエービック(パート2)の長谷川店長と機材たち

そして、1カメ担当の私
接続はシンプル
カメラ2台をステージ前方、左右に配して、それをそれぞれ、HDMIケーブルで2台のMonsterX U3.0Rに入力。そこからUSB3.0でノートPCに接続した。GrandVJのアプリ上で、1カメ、2カメを切り替えながらエフェクト操作を行って、ステージ後方の大型LEDスクーンに表示というシンプルな接続。
※なお当日はバックアップとして、カメラからSDIも同時出力しPCとは別系統でバックアップとして接続も行った。
MonsterX U3.0RはUSBでPCに接続するだけ。画面左側の「Live Input」から「MonsterX U3.0R Capture」を選択すれば、簡単に生カメラの映像を表示できる。
当日の実際の映像はこちら
当日の機材リスト
ビデオキャプチャー MonsterX U3.0R x2
ソフトウェア GrandVJ 2.0.3
PC HPノート Corei7 DDR 8GB ビデオメモリ1GB
カメラ Panasonic AG-AF105A
カメラ Panasonic AG-AC160A
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